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2012年06月24日

ベトナム4日目

2012年6月23日(土)

ベトナムホーチミン市
ICOI アジアパシフィックセクション
インターコンチネンタルホテル 

本日も6時に起床。そして、写真の整理。
7時半から3階のジムで2キロランニング。

9時から2階で、カーン先生の講義

やはり抜歯即時に対する講義

前歯部の抜歯の場合、頬舌的に、何も補填材を入れないと3.5ミリ減る。
入れると1.5ミリとなる。つまり2ミリ守れる。 

口蓋側に埋めなければ行けないのは判っていても、埋入中に頬側に移動する。
よって、抜歯即時の場合は、起始点をもっと口蓋側にする必要がある。

又、近遠心的にも骨の無い方に移動する傾向がある。

(ピエゾを使えば良いと思った)

もし、頬側に寄り過ぎた場合は、リトライする必要がある。

頬側の骨が減った場合、歯肉の移植をする。


午前中で本日は終了。

午後からは戦争遺跡のクチントンネルへ。

ホーチミンから1時間反程度。7人で日本語のできるベトナム人ガイドと向かう

その中で色々な話を聞けました。

ホーチミンの人口は800万人 バイクは300万台もあるそうです。
ベトナム戦争が終わって37年。 中国とは1000年以上戦争。それから100年フランスの統治。そしてアメリカの傀儡が30数年。そしてベトナム戦争

ベトナム人は民族的には、タイやカンボジア、ラオスとは顔つきが違い、中国に近いそうだ。 現在はアルファベットだが、昔は漢字表記だったそうだ。だから日本語で治安は
ベトナムでもチアン、注意はチュウイと同じ漢字の語源だそうだ。

タイ、ラオス、カンボジアはサンスクリット文字で、ベトナム人は読めないそうだ。

バイクは、ベトナムではホンダと言うそうだ。本当に多い。隣りのカンボジアやラオスではそんな事はないそうだ。ホンダやヤマハはベトナム中部に工場があるそうで、国産化されているそうだ。250CC以下のバイクは、20万で買っても、売り飛ばす事ができるそうだが、それ以上の排気量だと法的に売れないから全く人気がないそうだ。だから原付みたいなバイクだらけ! 2人乗りは、許可で、子供2人まではOK だから4人まで。ヘルメットは義務。違反は1500円くらいの罰金だそうだ。

ベトナム人の主食は、米。 そして産業はやはり農業。でも機械化はされていなくて、水牛が主体だそうだ。 でも、中国が水牛の爪かなにかをほしがり、沢山殺してしまったりして大変な事が有ったそうだ。又、蛇や猫も中国の一部では食べるそうで、それをベトナムから大量に輸出されたそうで、ネズミが大発生して大変な事もあったそうだ。 

日本のと同じで、中国はあまり好きでなさそうだが、経済的な依存から嫌いとは言えない現状みたいでした。

クチンのトンネル遺跡は、フランス植民地時代から作られたそうで、もの凄く狭いトンネルを粘土質の地面を削って作ったもの。 からだの大きな米人が入れない様な工夫がしてありました。

同じく、アメリカと戦った日本人としては、気候風土の違いはあるものの、反骨の精神で頑張ったベトナム人に敬意の念を抱かざるはえませんでした。

それにしても、暑かったです。 

そして、ホテルに帰って、周囲を散策。と行ってもバイクが多くて、横断するのも轢かれそうで怖かったです。

でも、当時の南ベトナム政府の建物が見られました。私は当時は高校生だったと思います当時の、南ベトナムの大統領はグエンバンチューと記憶していましたが、ガイドさんに聞くとそうだそうで、サイゴン陥落時の南ベトナム政府の前に行く事ができて、歴史の流れを感じる事が出来ました。
posted by 久保倉 弘孝 at 11:28| Comment(0) | インプラント学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月23日

ベトナム ターナー3日目

ベトナムターナーコース3日目
インターコンチネンタルホテル 2階ビジネスセンター
9時から

本日は6時に起きてしまったので、1時間かけて昨日のスライドの整理
そして、7時過ぎから3階のフィットネスセンターで3キロほどマシンでジョギング
8時から1階でご飯。ちょいと飽きたけどおしい。スイカジュースgood!

着替えて会場へ

クロスアーチの重要性。
  クロスアーチで固定しあれば1本くらいがグラグラでもくっついちゃう。
  臨床試験で証明されてた。

  咬合圧と期間、方向、量、頻度 がインプランントがダメになるのに関与

インテグレーションしているインプラントがダメになるのに必要な条件

  一発の衝撃くらいでは問題ない。頻度。 自己回復する前にまた衝撃がくるのが
  インプラントは突然ダメになる。

  一番大きな問題は、歯ぎしりの有る人。連結する。側方圧に対する対策。
  ブラキサーは咬合平面をフラットにして、ナイトガードを入れる。
  又、咬合面はメタルにする。 
  
しばらくすると、コンタクトポイントが開いてしまうといる論文
  40%程度でなる。  九州大 コヤノ 先生の論文
  インプラントは動かない。動いているのは当然、天然歯が近心に移動

  動くものが動かない物で削れて移動する。 インプラントの近心で多い。
  遠心で出来る事も有る。

  コロンビア大学でも追試をした。42%で起こっていた。九大と同じ結果がでた。
  ※ 殆どで起こるので説明をしておく必要ある。もし、コンタクトを閉じる場合の
    経済的な負担はどうするのか? 先に説明しておけば問題ない。消耗品で有る事   
    を言っておく必要である。 この論文はとても重要

ここで一つのケース提示

  大金持ち 奥様に捨てられた男 ホームレスみたい。
  何回も来ないよと言っている。
  
  上顎が問題。 一日でもフルデンチャーは嫌だ

  ジルコーンツアーンで作った。スクリューリテイン
  ウォーターピックで掃除できうようにした。

インプラントの除去 

摩耗があるかと言って咬合高径が低くなったとおもってはだめ。
安静空隙が2ミリ以下だとバイトは挙げられない。

色々な太さのインプラントを持っている必要がある。インプラントの太さに手技を合わせない。


■ ラテラルドアを開けて、シュナイダー膜に大穴をあけた
   
   2ヶ月待つ。ラテラルドアの部分には骨はない。 その場合は、部分層弁にして
   ラテラルドアの部分をアプローチする。

■ 根先病変が有った歯を抜いた場合、しっかり掻爬しておかないと抜歯後に歯槽骨内
  に細菌が残っている可能性がある。 完全な歯槽骨に埋めても失敗するのは、この
  可能性が有るかもしれないとの事。  へーー。そんな事があるんか!マクロファー
  ジはどないしとる!
  

■ 抜歯即時の、臼歯部の治癒。 ギャップは自然に埋まる。頬側板が有れば。
  グラフトしなくても骨は出来た。 スミス先生と分類を作った。繊維性の組織では
  ない。 

■ 第一第臼歯の埋入位置だが、チュウカくの骨の高さのレベルが丁度、CEJから3から
  4ミリなので、破壊されていなければ、其の高さに埋めればよい。

  昔はタイプBは心配だった。でも中郭以外の骨が4面有れば、心配はいらない。
  
  抜歯即時のスライド 周囲から、血管が延びるのが見える。チュウカくの一番上に
  プラットフォームの上がくるようにする。 ここだと、自然な立ち上がりのフォーム
  が作れる。

  タイプBのソケットのスライド 頬側骨が無い場合にインプラントを埋めてしまった

  固定はえられたがギャップには骨を入れた。 膜で蓋もしていた
  そしてクラウンを載せた。  しかし頬側骨が無かったので、できたのものは
  繊維性の組織立った。 だから頬側骨が必要  頬側板が無いと抜歯即時はダメ

 ■ タイプC 
    
  直径が7ミリとか8ミリのインプラントをつかえばよい。スライドはサザンインプラ  
  ンと  HA が上から2ミリはないもの。  硬い物は食べないのが良い。
  
  骨の固定を考えるとHAがよい。しかし結果からはラフサーフェスでも同じ。中等度
  なラフが良い。  HAでなくても良い 


3日間のまとめ

 スレッドの露出していた症例 

 インプラントの位置がまずい場合は撤去する。 特に唇側に寄り過ぎはダメ
 
 骨レベルは良い。 アバットのところで歯肉の対縮

 カバースクリュをおいて自然に歯肉が増殖するのを待つ

 次に結合組織を移植しようと思ったが、アバットを取り除いて、キャップをしておいた
 ら増殖してきた。そこで上皮をローサーフェイスにした。 しかしピンホールは残る
 
 そして、アバットをつくりかえた。 そしてプロビをつくってから、ジルコニアのア
 バットに変更した。

 生物学的にどう治るかを考えて欲しい。

18時半から、歩いて大勢でベトナム料理屋へ
ここのステーキ肉は不味かった! 最初の日のベトナム料理のほうが美味しかった。


 


 



  

  






 
  
  
posted by 久保倉 弘孝 at 09:36| Comment(0) | インプラント学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月21日

ターナー ベトナム2日目

ターナーベトナム2日目
9時から

昨日は12時頃まで飲んでいました。それから本日の発表の手直しをして就寝
パワポでの発表用にプレゼンを作ってゆきましたが、どうやらキーノートで出来る様なので、キーノート用に変更しました。

RIMG1460(変換後).jpg

最初の症例

サイナスグラフト 

BMPを使ったケースについて

石灰化は1ヶ月1ミリ
 だから、もともと骨の無い所に造成するとすると、長く待つ必要がある。
 サイナスリフトの場合1ミリしか洞底骨が無い場合は、9ヶ月程度待つ必要がある。
 
 グラフトを置く前に減張しておく必要がある。
 BMPは混合してコラーゲンスポンジに吸わす。5000ドルする。(写真)
 スポンジを細かくしてバイオスと混ぜて使う。残ったBMPをその上に載せて縫合

 チタンメッシュは使っていないくて、縫合
 メーカは膜を使わない方が良いと言っている。

 この材料は腫れる。
 2〜4週間腫れる。
 
 腫れ以外に問題はない。
 しかし、骨は出来なかった。 


第二ケース (コロンビア大学かNYU)

チタンメッシュを使う方法
  
 スポンジのみを入れて、チタンメッシュで覆って終了
 圧迫してスポンジを沢山入れてしまった。
 2倍のスポンジを入れてしまった。

 6ヶ月後に開いた。
 逆に、母床骨がどんしょくされてしまった。元々の骨まで失われた。
 何故? 濃度を倍層させた事が問題 1つのスポンジに球
 1MLあたり1、5ミリグラムと決まっている。
 同じスペースに2倍入れたので、結果的には3ミリグラム入れてしまった。
  
   論文がある。
   0.75mg/ml の場合は、骨ができる。 写真
   3mg/ml 1だと骨が吸収する。 ひどく破骨する。 

BMP2はFDAがかなり調査している。 元々、脊椎固定に使われていた材料。初期の論文はメーカーの人だった。 つまり会社に都合が良い様にかかれていた。 報告がされていない事が2つ有る。 一つは重篤な腫脹。 頸椎に使った場合は腫脹すると、喉の場合で、窒息死した例がある。  男性の不妊問題。 注意をしなければいけない材料。

米国では、ソケット、サイナスで許可。 普通のGBRは非適応とされている。

ソケットオーグメンテーションでは、効果があるとミッシュは言っている。1000ドル
位すると言われている。(小さい)




サイトプラストは多孔性なので、感染しやすいのか。 だから1ヶ月で外すひつ様がある。

ゴアテックスは30〜50%が露出したので、売れなくて発売中止になっちゃった。

ジンマーコラーゲン膜 最初から曲がっている。 チタン強化型のゴアテックスメンブレンと同じ使い方を

コラーゲン膜だから露出しても又、塞がる。軟組織が上にわけではない。露出するとコラーゲンは吸収してしまうので、粘膜が上に乗る。

ジンマーカーブ curv 吸収は4〜6ヶ月。

ダーミスをメンブレンとして使う。

即時埋入でもジャンピングディスタンスが2ミリ以内なら、グラフト材を入れようが入れまいが統計学的な差は無いが、入れた方が良いと言っていた。

4ミリのインプラントについて。
ショートインプラントは粘膜レベルのインプラント。つまり、マイクロギャップは粘膜に近い部分に設定する。つまり骨ギリギリに埋めない。ワンピースか粘膜レベルか、プラットフォームスイッチングにする必要がある。

絶対に連結する。 歯冠とインプラントの比は良くない。これはどうかと言うと、今の処あまり問題ないとされている。 しかし、凄くよく掃除ができていないとダメ。

下顎の開口時のたわみについて。 第臼歯部のたわみは50ミクロン程度。それほど問題はないかもしれない。

高い埋入トルクについて。3i は100ニュートンでも大丈夫。 ノーベルの場合60ニュートンと壊れる。

圧迫壊死(コンプレッションネクロージス)について。 あまりお見受けしない。
先ずは問題ない。高いトルクをかけても壊死はしない。しかし、緻密骨については可能性
がある。  

アストラにショートインプラントは上顎に用いても良い。しかし3ヶ月は荷重しない。
歯冠とインプラントの比率は良くないが、問題ない場合が多い。プラットフォームスイッチングにする。

天然歯との連結固定は、テレスコープもネジ止めもダメでセメント固定がよい。しかしどうしてもの時しかだめ

殆どのインプランとのバイトは犬歯誘導にしている。可能でない場合は、

交合面につかう材料は何が良いか。
  昔、ブローネンマルクは、メタルにアクリルの歯をはっていた。

16時で終了 

3階のジムで少し走る

IMG_1032(変換後).jpg


  
  

 
posted by 久保倉 弘孝 at 18:15| Comment(0) | インプラント学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする