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2011年09月21日

USCの講義1日目

2011年9月20日(月)

USC ジャパンプログラム
LA USC


USCはロスの街の中に有る大学。北海道大学を5倍くらいにした感じです。
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その午前中は、USCの中を散策。でも、パソコンを背負っての移動でした。
大学生協から、歯学部病院の中を殆ど全部案内してもらいました。
一番驚いたのは、エンドの診療室。全ての、ユニットにツァイスのマイクロが
液晶モニターと一緒に装備されていました。


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講義は13時半から、卒後研修棟にて。

本日は歯科麻酔学
恐怖としては、歯科に行く事がいつも上位にあr。

95%の歯科医師が緊急事態を経験している(米国)

その中で55%以上が、局所麻酔中に起こっている。
これは、薬自体の問題より、麻酔をされる事に不安があることに原因している。

22%が治療中で、抜歯か抜髄の時
  不十分なペインコントロールが原因。

不安感を取り除くのが大事、

米国では30%の歯科医が使っている。1800年代からある。
 笑気ガスは最も安全な方法。100%と言えるくらい。


日本とアメリカの違い。歯科麻酔医はいない。

一番最初に使われたのは、コカイン
1906年にはプロカイン(ノボカイン)

1948年 スエーデンでリドカインが開発。
1978年 アッルティカイン 今では米国では2番目に使われている。

2%のリドカインよりアルティカイン4%の方が安全。

麻酔薬のなかに 重炭酸ナトリウムを加えるとPHが7.4にあげてしまう。
これをすると、神経膜を通る事になり、6000倍の浸透性が起きる

どれくらい足せば良いのか、ちょっとじゃダメ。
PHが7、35から7、5にあげられるととても良い。

足しすぎて、7、6以上になるとどうなるのか。
20人の人に下歯槽伝麻をして痛みを答えてもらった。
そうすると、従来の麻酔薬より、バッファーを加えた方が遥かに痛くなかったそうだ

バッファーを加えた方が早めに効く。

2、7ミリリットルの重炭酸ナトリウムのカートリッジがある。

リドカインと、アルティカインが半々程度の使用。

3%のテトラカインと、オキシメタゾリン(血管収縮薬:鼻づまりに使う)
  これを径鼻的にふんむして上顎の5から5が効くかしらべてみた。

  84%はこの方法で効く。麻痺しなかったのは、第一第臼歯。
  ほぼ100%は小臼歯部までは効く。

局所麻酔の拮抗薬
  phentlaminが拮抗薬


ドイツではアルティカインは97%の歯科医が使っている。

日本ではアルティカインは発売されていない。
2009年以来、世界中で10億人に使われた。

アルティカインならば、下顎の臼歯部でもシンマでも効きやすい。
 64と38 アルティカインに対して、リドカインの下顎での麻酔の奏功


何故、アルティカインが日本にないののだろうと、思って終了

現地時間、16時30分に終了
滅茶苦茶眠くて、かなりの先生に麻酔がかかってしまっていて、お休みになっていました。

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posted by 久保倉 弘孝 at 02:07| Comment(0) | 基礎医学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする