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2012年06月15日

ターナー研修会 1日目

ターナセッション
Dennis P.Tarnow,DDS
東京医科歯科大学 歯学部1号館9階
9時〜

新幹線に乗って東京へ。この20分で眠りこけてリフレッシュ!お茶の水へ

インプラントの神様の様なターナーの研修会を受講 1日目

ターナーのオフィスでも60%が他の施設でのやり直し。
米国でも増えている

通常のインプラントに対しては、手術室と普通のオフィスでは何ら差がないという論文がある。

過剰な咬合圧 インプラント周囲炎 この2つが失敗の原因

粘膜貫通部の性状が問題になる。
 骨に付く表面性状で、周囲炎になりにくいものが望まれている。 
 機械研磨のインプラントでは角化歯肉はいらないとされていた。
 
25歳だろうが、70歳だろうが、インプラントのインテグレーションには関係ない。

骨とインプラントの間には、電子顕微鏡で見ると、隙間がある。

97年にブローネンマルクは直接骨についていと訂正した。

天然歯の生物学的幅系は2ミリ/それに0.69ミリの歯肉溝値をたして。3ミリ程度。
  つまり、骨面から3ミリ位に歯肉の先端がくる。

インプラントに於ける生物学的幅径は1.5から2ミリ程度。
アバットのコネクションの端から。1.5から2ミリ程度下までは骨が無くなる。
 (つないだ処には細菌がいる。そから2ミリは骨が逃げると思えばよい)

インプラントにおいては、すべて周囲に炎症を起こす。天然歯のように限局に炎症は
おこる事はない。

何故、1スレットで骨の吸収は止まるのか。それは骨の荒さの付着で止っているからだ。
酸化膜はインテグレーションレーションに影響を与えない。
インテグレーションは機械的なロッキング。 

機械研磨の物は、露出したときに、感染しにくいが、グラフトをした様な骨にはくっつきにくい。


インプラント周囲炎症はポケットが一部2ミリで、他が10ミリはあり得ない。全部10ミリなのだ。 片方だけ10ミリは、骨がもともとなかったりした結果


タイユナイト 
 表面性状は藤壷みたいだけで、一度口腔内に露出すると弱い。これはダメ。
 骨にはつくが、一度出ると最悪だそうだ。 

荒すぎる表面はダメ。感染すると最悪。

骨のえん下に入れた、テーパーのヒーリングアバットメントを入れると、きっちりとフィクスに接合しない。よってそこにギャップを生じる。そこから2ミリ骨が下がるから、キャップが緩む。感染による骨吸収でゆるむ。

インプラント間は少なくとも3ミリはなれていないと行けない。
プラットフォームスイッチングが良い。幅が狭い所では尚よい。

1ミリ直径を大きくすると、25%くらい表面積が広くなる


お昼休み 医科歯科の9階のレストランで食す。 

角化歯肉が有れば、フィクスを外す確率は2,9 無ければ、29.%

めちゃ眠い。

マイクロスレッドについて。
アストラ! これが有ると、インプラントの生物学的幅径は0.5程度になる。

レーザーロック 8ミクロンの部分は軟組織に出す。12ミクロンは骨の中に入れる。

表面性状としてはラフすぎなく!

直径10ミリのインプラントを抜歯即時に使う場合もある。

インプレッションコーピングとアナログが少しずれている。その角度が4〜7度あった為に、実際とはずれていた。 技工の模型と、口腔内の模型がわずかに違う。アソビの問題。連結するとどうなるんだろうと今更ながらに思った。やはり連結で、いくら平行と言えどヘックスを2つ使うのは避けるべきか。

年齢では骨の状態はあまりかわらない。


軟組織は綺麗な所ならくっつく。レジンでも

骨の吸収が一番少ないのは、プラットフォームスイッチング。

16時に終了

診療所に直帰する。






posted by 久保倉 弘孝 at 08:55| Comment(0) | インプラント学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月05日

ミシガン帰国日

ミシガン帰りの日。

本日も7時前にジョギング。今日は、カメラをもって行きました。そして周囲の綺麗な写真を撮ってきました。これはフェイスブック小机歯科に載せます。

私たちが搭乗する飛行機はデルタの羽田便なので、夜の19時半の出発。それまで何をしようかと、一緒に帰る、河原先生、池田先生と相談。

英語が堪能な、河原先生が色々と聞いてくれてタクシーで10分程度のアナーバーにあるショッピングモールへ行きました。

ショッピングモールは昨日のサマセット何とかを小さくした様な感じでした。
そこで買い物や食事をしたら、結構楽しく過ごせました。
そこのアップルストアでびっくり。またも、当院のHPがハッキングされた様でした。
前回はコードの一部を書き換えられたのでパスワードを含めて対策をしたのですが、対策になっていなかった様です。帰国して大急ぎで修正したいと思いました。(もうそろそろHPも自作では対応できなさそうです)

そして、又ホテルに帰って、タクシーを乗り換えてデトロイト国際空港へ。60ドル

そして、現在、北方領土択捉島、左側の海上を飛行中。あと1時間46分で羽田到着の予定です。 羽田到着は夜の10時過ぎ。このままだと、通関でトラブらなければ、バスがあるうちに帰れそうです。

追伸、私の後ろの席には、有名な女性国会議員が搭乗してます。私は気がつきませんでしたが、池田先生が即発見。この間も、有名スケーターも発見してますので、彼の顔認識能力は半端じゃないと思いました。
posted by 久保倉 弘孝 at 19:17| Comment(0) | インプラント学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月04日

ミシガン解剖実習

ミシガン4日目
カダバー実習。ご遺体を用いた解剖実習

本日も朝の6時半に周囲をジョギング。 本日はとても天気が良くて更に気持ちが良かったです。

しかし! 集合時間を聞いていなかったので、7時過ぎにホテルに帰ってびっくり。
ロビーにはちらほら着替えて待機している受講生が居るではないですか!
慌てて、シャワーを浴びて駈け戻りました。

朝ご飯は7時半からいつものところで食べて、いざ実習場へ。
この様な生首の実習は今回で4回目ですが、やはり生首が沢山並んでいるのを見るのは気持ちのよい物ではありません。でも、実習に入ってしまうと何だかモノになってしまうのが不思議!。

実習は、結合組織移植が最初。口蓋部から1インシジョンテクニックで採集した組織片を根露出部貼付けるもの。大事なのは、先ずは、根面をチゼルに綺麗に掃除! そしてファインンなバーで表面を一層削る。 それからお肉を置く。最初はシングルスリングスーチャー。そしてその次にダブルスリングスーチャー。そして最後にタッグスーチャー。

フラップの方は、根露出面プラス1ないし2ミリの長さにして隣在部から切開線を設定。そして捲って、無個人時バルジャンクションまではくる。 そして減貼。これをずり挙げる。当然にパピラに近い部分はローサーフェイスをメスで出しておく必要がある。
基本は、根面の掃除と貼ったお肉はしっかり固定して、あとはフラップをスリングでズリ挙げる。これが大事

もう一つのフラップは、パウチ。隣りの歯を含めて歯肉溝以降部からメスを入れてパピラの部分は残す。この時はオーバンナイフでやらないとダメ。そしてブーザーのエレベーターも使う。 歯肉溝に近い部分は全層弁。そしてオーバンで剥離するのは、ムコジンジバルジャンクションを超える。ジャンクションに近い部分に従って、部分層弁に移行する。 それからお肉をパウチから滑り込ませる。 この場合もスリングスーチャー。

次の実習は、抜歯をしてからソケットリフト。 これで為になったのは、側壁を開けてオステオトームがどう入ってゆくのかを見られた事です。 骨は、周囲が均等に捲れてシュナイダー膜が挙ってゆくと思っていましたが、実際は、マンホールの蓋を下から持ち上げた感じでした。つまりどこか一方が挙ってくるのです。だからシュナイダー膜が薄い症例では避けた方が良いと思いました。 ワン教授はリッジの高さが6ミリ切るようでしたら、やはり側方からアプローチする方が予知性があると言っておられましたが、今回は其の意味が理解できました。

ここらへんで昼食。
サンドイッチ。と言ってもアメリカではサンドイッチは日本のような耳の無い白いパンに挟んであるものでは無くて、いわゆるコッペパンにハムやらローストビーフやらが挟まっているものを刺すらしい。それも中に挟んである具もやたらと多い。特に肉類は日本の様にペラペラなハムがちょこっとでは無くて、折り畳んで沢山入っているのが特徴。会場には、ローストビーフや、ハム、イタリアン、チキン、ターキーと言った表示をマジックで書き込んだ袋が置いてあり、中身が見えない物だから選択に迷う。そこでやはりローストビーフを選択。 結構美味しいでした。 しかも袋の中には直径10センチくらいのクッキーやら小さいポテチまで。 当然、食いきれませんでした。

午後からは、サイナスのラテラルアプローチの練習。

’8番のバーで削ってそれからピエゾでアプローチするのがグッド。窓あけの位置は、リッジから3ミリ上方、 その前に粘膜の剥離だが、のりしろは1センチ!。通常、前方壁の窓あけ部は後方になったしまっていた場合、窓あけ部分を前方に追加して削る事を考えると、あまり後方にフラップの縦切開をしない事。 今回は、サイナスの内側(鼻腔側)の剥離をどう効率的にやるべきかと思っていたので、その部分を自分でも注意して行いました。そこで思ったのは器具。もう少し買い増す必要ありと思いました。それと、通常ではつつかない方が良いとされている後方壁の中も見る事ができました。結構広い! 要注意。ここにはコラプラグみたいな物を突っ込んでおく必要も納得。

ミシガンのカダバー実習は、大学院生を含めて、インストラクターがとても多い事です。それも丁寧に教えてくれる。これが最大の特徴です。又、材料メーカーも全て待機させて万全な器具の状態での実習です。ワン教授のただならぬ配慮のお陰です。教授の同級生である河原先生にお聞きしたら、彼が東洋人なのも関係があるとの事。やはりもてなす精神なのでしょうか。 前回の某大学での実習とは質が雲泥の差でした。(来年、インディアナ大学でもカダバー実習があるので、又比較ができそうです)

16時前に終了。講義室に戻って総括。
17時にホテルに帰ってから、サマセット何とかと言うショッピングモールへ。
モールに着いたのが19時。閉店の21時までショッピングをしました。

このモールはミシガン州最大の様で、とても2時間で回れるものではありませんでしたが、昨日同じ所に来ていましたので、さっさと買い物を済ます事が出来ました。

そして、ホテルへ又、1時間の道のりを帰る、途中、雷が鳴ってバケツをひっくり返した様な大雨。でも、睡魔には勝てずに爆睡。

ホテルに帰ってから、池田先生と夜飯。入った所はビストロ何とかと言う所でしたが、簡単に言うと、ただの飲み屋。食事はつまみ程度しかありませんでした。そしてピザを注文しました。シュリンプ&、ガーリックと書いてありましたが、出て来たものにはエビも一匹も居ない、しかもガーリックとは言えないキノコみたいな物が乗っていました。たぶん間違えたのでしょうが、珍しい食い物と言う事で食す。それから2人でワイン1本を空けてしまいかなりいい気分でホテルへ。


posted by 久保倉 弘孝 at 19:11| Comment(0) | インプラント学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする